廃止された姦通罪
兼ねてから違憲ではないかと問われてきた、韓国の男女に関する法律、「姦通罪」。韓国で配偶者を持つ男女が他の異性と性的行為に及んだ場合、法的に裁かれるというこの法律が2015年2月に廃止されました。もちろん「自由に浮気をしていいですよ」と政府が公言している訳ではないですが、個人の自由や権利に対する制限が過剰ではないかという声は、韓国国内で高まっていました。時代とともに若者の性に対する価値観や男女関係のモラルへの考え方は常に変わってきています。韓国で浮気調査を行う立場として、無関係とは言い難い法改正です。
廃止と現状について
実は、今まで姦通罪があったから、韓国では浮気・不倫行為が行われていなかったのかというと、そんなことはなく、人目の届かぬ場所で「やることやっている」男女は沢山居たのは事実です。ただ、実際に処罰が下されることが無くなったので、韓国の風俗業界からも、浮気や不倫を絡めた斡旋ビジネスなどがでてくるというという裏情報も掴んでいます。また、SNSの世界中への浸透から、日本人と韓国人同士で不貞行為が行われる事例は、ここ数年軒並み増加しています。姦通罪廃止で個人の自由や権利が保たれたとしても、不貞行為が減るということは今後も考えられないのが本音です。